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No.33 タンポポ

最高気温が20℃を超える日も出てきて、だんだんと過ごしやすくなって来ましたね。

日本の春の花、桜はほとんど散ってきました。

寂しいものですが、春の花と言えばタンポポも忘れてはいけません。

この季節、桜の花以上にどんな場所でも見かけることができますね。

でも東京では、そのほとんどが外来種のタンポポです。

 

 

 

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(外来種セイヨウタンポポ)

 

外来タンポポの侵略で、在来種のタンポポが駆逐され減少していると、

昔学校で教わったような覚えがあります。

魚で言うところの、ブラックバスやブルーギルみたいなところですね。

 

 

 

でも実際は少し違っていて・・・。

 

 

外来タンポポはアルカリ性の土壌を好みます。

一方在来種のタンポポは、酸性の土壌を好むのです。

 

家やビルがひしめく都市部では、コンクリートやアスファルトの成分が溶け出し、

土壌がアルカリ性に傾きます。

 

そうなると、酸性土壌を好む在来タンポポはその場所に生息できなくなってしまいます。

在来タンポポにとっては、人が歩き踏み固められたような場所も苦手です。

そんな要因で空いてしまったその土地に、外来タンポポが侵入すると言うわけです。

 

もちろんその他の要因もあるのですが、結局のところ都市化が大きな原因なのです。

 

 

 

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(在来種カントウタンポポ)

 

リオのある東京では、在来種のカントウタンポポを見つける事はなかなか大変です。

地域によっては在来種優勢の場所もまだまだあることと思います。

皆さんの身近に生えるタンポポは、どちらでしょうか?

ではまた

 

 

 

 

 

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