No.43 リオ式!ビバリウム作成方法!(2/3)
≪第二回・植物を植えて造形君を塗り塗りの巻≫
皆さま、こんばんは。
昨日に引き続きビバリウムの作成方法についての話題になります。
前回は骨組みまで作りましたので、今回は植物の植え込みからバックボード(?)の作成までご紹介したいと思います。
骨組みまで作ったゲージがコチラ。
隙間なく「植えれるくん」をはめ込みました。
今度はこちらに植物を植えていきますが「植えれるくん」の特性についてのおさらいです。
このマテリアルは「水分を吸い上げる効果」が高い為、壁面上部等でも適度な湿度を保つ事が出来ます。
更に加工可能である為に、植物の根を直接植える事が可能になります。
この特性を活かしての作業となります。
【作成手順その2・植物を「植えれるくん」に植え付けよう】
植えたい場所をイメージして仮置きします。
この際のポイントは壁面下部には「底材を敷く」という事を念頭に置いてイメージする事です。
写真でいうと下側に見える植えれるくんの繋ぎ目辺りが大体の底材との境界になります。
今回は使った植物は将来的にヤドクガエルのストック用に作りますので、水草部で絶賛販売中の「ネオレゲリア」の仲間です。
葉っぱにヤドクガエルが産卵をする事で有名な植物で、現在各種在庫がございますので是非水草部までお問合せを!
大体の置き場所が決まったら、まず「植えれるくん」をスプーン等で削って穴を空ける作業です。
サクサクと簡単に削れてしまいますので、削り過ぎには注意して下さい。
穴を空けたら後は植えるだけですが、この際に重量のある大きな植物ですと落下する恐れがありますので、アルミワイヤー等で固定します。
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株元に巻き付けて
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ワイヤーを壁面に突き刺して固定したら
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水で溶いた「造形君」で埋めて設置完了となります。
この方法ですと例えば大型になるアヌビアス系の水草や、上記のネオレゲリアの仲間をイメージ通りに植える事が可能となります。
ワイヤーは必須ではありませんが、やはり作成後に落下して同時に気持ちも急降下してしまう二次災害を防ぐ為に二重の意味でオススメです。
メインとなる植物の植え込みが終わったら、次のステップへ進みます。
【作成手順その3・「造形君」でバックボードを作ろう】
植物の植え込みが終わりましたら、今度は「造形君」を使ってバックボードの作成へ移ります。
「造形君」とはその名の通り、ガラス面や流木やその他にくっつく事で土壁を作る事の出来る素材になります。
性質上、常に強い水が当たる場所等では溶け落ちてしまいますが、今回の様な水場の無いビバリウムにおいては使い勝手の良いアイテムです。
まずは造形君をバケツ等へ空けて
この際の最大のポイントとして「一度に大量の水を入れず、少量づつ入れていく」という事。
封を開けた際に出る粉末状の土がとても重要な役割を担っておりますので、その粉末を余す事無く使い、藁状の素材と絡ませるイメージです。
感覚的には料理で粉物をダマが出来ない様にかき混ぜる様な感じになります。
個人的に見つけたやり方としては最初に霧吹きで粉を逃がさない方法!
これなら余す事なく使えます!
ただし、この状態でも表面が湿っているだけですので、何回かに分けて霧吹きをしてなじませる作業をする事になります。
若干面倒ですが、、、、この作業が後の完成度に大きく関わってきますので頑張りましょう!
水を入れて溶いた造形君が
この位までになったらいよいよ楽しい土壁作りのお時間となります!
少量を手に取って壁面に塗って行きます。
一度に大量の造形君を塗って行くと崩落の危険がありますので、あくまで少量づつ少しづつ塗って行きます。
この際、ケージを倒して作業をすると楽に作業が出来ます。
塗りこんでいきます。
完成しました!
これでバックボードが出来上がり、後は底材と底面、仕上げのレイアウトでビバリウム完成となります!
流木や石や他のマテリアルを埋めて使いたい時には、造形君を塗る前に刺しておいてから、造形君で周囲を埋める様にすると上手く出来ますよ!
出来上がってきたレイアウトにワクワクしながら、今回はここまで!
次回はいよいよリオ式!ビバリウム!の完成までとなります!