No. 122 元祖ドクターフィッシュ?
ドクターフィッシュと言えば、一般的に人の皮膚の角質を食べる
ガラルーファを思い浮かべますが、
今年7月に当社に輸入されたグリーンテンチ(Tinca tinca)も、
実はドクターフィッシュの異名を持つ魚なんです。
最近では、めっきり輸入量が少なくなったこの魚。
ヨーロッパからアジア大陸にかけて広く分布するコイ科の仲間で、
日本の鯉と似た生態をしていますが、鯉よりも低酸素状態への適応力があり、
鯉が生存できない様な所でも生きる事ができます。
鱗がとても小さく、体表がウナギの様な粘液状になっていて、
弱った他の魚がその粘液に体をこすりつけ傷や病気を治すと言う
言い伝えがある事からドクターフィッシュと言う別名がつけられたそうです。
実際その様な事例は報告されていない様ですが、
言い伝えがあるからには何かしらの根拠があるはずですよね?
次回入荷したら他の魚と混泳させてよ~く観察して見たいと思います。
ではまた