熱帯魚、淡水魚、海水魚、サンゴ、水草、鳥、小動物、爬虫類、昆虫、器具などの輸入卸販売

トップページ > スタッフブログ > No.171 日本の未来と『おでん』

No.171 日本の未来と『おでん』

『君の名は…おでん』

 

 

 

すっかり秋も深まり、鍋料理の美味しい季節になりました。

 

「こんな寒い夜は、おでんに温めの熱燗で…」なんてのもいいものです。

 

 

しかし…
よく考えてみましょう〜
昨今の「おでん」の立ち位置を…

 

 

 

コンビニでも当然の様に売られ、鍋料理の代表的ポジションとして、まるで和食のエースの様に振る舞う「おでん」は、過大評価されすぎていませんか?

 

 

カセットコンロの普及により、鍋料理が一般家庭で楽しめるようになってから早30年あまり…
秋から冬にかけ、おでんは晩御飯のおかずとして、すっかり定番の一席を担う今日この頃…

 

 

 

「おでん」は、真にご飯のおかずとなり得るのでしょうか?

 

 

 

私は、この疑問を是非!みなさんに考えて頂きたいのです!

 

 

 

 

『本当に、夕ご飯におでんを食べたいですか?』

熱燗のつまみとしてなら問題は無いのです。むしろウェルカムです!

 

しかし…ご飯のおかずとしては…
白米との相性は、決して良いとは思いません…
茶飯(醤油と出汁、またはおでんの汁で炊いたご飯)ならまだしも…

 

 

一番の問題は、意外とおでんのネタは高価だというところです。

 

そのため、我が家では全体の6〜7割が大根が占めているのが現状です。
「おでん」の登板回数が増えれば増えるほど大根の比率が増します💢
幾ら食べてもちっとも、満たされません!💢
大根が嫌いなのではありません!
「おでん」に入っている大根が嫌いなのでもありません!
タコやイカ、魚と一緒に煮付けられた大根は美味!最高です!日本食万歳❗️

 

 

 

それに引き換え…嫁の作るおでんの大根は………..…

 

イマイチ!ピンと来ない曖昧な味…

 

 

薄味=上品な味付け?

 

いえいえ、勘違いです❗️

 

我が家の「おでん」の大根からは…

「適当に切って入れておけばいいんでしょう〜」という嫁のやっつけ仕事感が、強く感じられます。

 

 

勘違いしないでください。

 

 

嫁への苛立ちを、愚痴りたいのではありません!
過大評価されている「おでん」に物申したいだけです…

 

 

 

日本人は、一見ノスタルジーを感じる「おでん」を過大評価しているのです!

 

 

本来「おでん」は、ファストフード的位置付けであるべきだと思います。
「おでん」自身もそれ以上を求めては、いないはずです!

 

それが…
昭和の後半に登場した調理器具「カセットコンロ」の普及と…
共働きと、核家族化により時間のない母親は、「煮物」よりネタを入れるだけのお手軽「おでん」を選択するようになり、現在の間違った「おでん文化」が形成されたのではないでしょうか?

 

 

 

竹輪の穴を覗いて見てください。
そこから、明るい日本の未来は見えますか?

 

 

 

どの具材にも的を絞らない、曖昧な味付け…本来の具材の個性をそぎ落とし、みんな仲良くしましょうね〜♪的思想!
献立を考えるのが面倒くさいので、「おでん」にしておけば誰も文句を言わないし…的、取り敢えず主義!

 

 

 

 

こんな「おでん」を食べて育った子供達が、日本の未来を背負っていけるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

…そんな、不安を感じながら…

 

 

 

 

 

 

 

私は、今週3回目の「我が家のおでん」に箸を付けます。

PAGE TOP