No.52 偶には趣味の話でも。その2 ~男のロマン~
皆様こんばんわ。
リオ二人釣り部の「まるや」です。
今回も空気を読まずに釣りのお話しです。
長文になりますが、お付き合い頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。
早速ではありますが、タイトルにある「男のロマン」について。
オトコノコとして生まれてきたからには、憧れるものがあります。
どんな業界にも存在する「世界一」「世界初」「世界最強」「日本一」「日本初」等の胸躍る魅力的な言葉の数々。
誰だって、なってみたい。
誰だって、やってみたい。
誰だって、目指してみたい。
けれど、それを実際に体現できるのは一握りの方々だけで。
目指す事すら出来ない夢の様な、幻の様な事柄。
けれど、それはきっと誰もが一度はなりたかったモノで。
途中で諦めたけれど、今でもその言葉にはある種、呪いの様に男を惹きつけて止まない魔法の様な言葉。
それは、きっと、男性が忘れようとしても決して忘れられない「男のロマン」なんだと思います。
何かの衝動に突き動かされて、論理的に考えれば無理無駄矛盾に不合理不条理非効率的で、達成した所で結局はただの自己満足で、傍から見れば到底理解が出来ない事だったとしても。
自分の中から溢れるその衝動は、とても不細工で、とても格好悪くて、とても子供っぽくて。
とても素敵で、とても格好良くて、とても大人っぽい。
それこそが、「男のロマン」だと私は信じています。
と、ダラダラと自分に言い訳を!
隙あらば釣りの事を考え、道具にお金をかけて、朝早いどころか夜遅くから何時間もかけて釣り場へ行き、日が昇る前から日が沈んで糸が見えなくなるまで投げ続けて。
それでも一日全く何も起こらない事が多々ある上に、釣れたとしても結局は満足するのは自分のみ。
非生産的な自己満足の極地です。
もっと他にやる事ないの?と言われますが、それで良いんです。
だって、それこそが、 男 の ロ マ ン ! !
そんな男のロマンを体現する為に狙っているターゲットこそが今回書かせて頂く“レイクトラウト”です!
レイクトラウトについてざっと説明させて頂きますと、原産は北アメリカ北部。
淡水イワナの一種で最も冷水域を好むマス類です。
イワナ属の中では最も大きくなり、その大きさは1mを超えて、日本記録は105cm15kg!
世界記録にいたってはなんと驚きの46.3kgというモンスターフィッシュ!!
この記録を聞くだけでもワクワクドキドキしてきます!
まさに男のロマン!!
そんなロマン溢れるレイクトラウトですが、現在日本国内において要注意外来生物に指定されており、釣りが可能なのは日光の中禅寺湖、ただ一湖のみ。
特定の限られた場所にだけ、夢のような大きさの魚が棲んでいる。
あまりのロマンの溢れっぷりに病的なまでにのめり込む事必須の素敵魚ですね!
しかも岸からのキャスティングでメーター級も釣れる可能性がある、といったらもう行くしかありませんっ!
狙うしかありませんっ!
だって私の出身地は栃木県で地元だし!!
そんな訳で今年も行ってきました、中禅寺湖!
4月1日の解禁直後はあえて避け、多少落ち着いたであろう頃合いを見計らって4月10日に今年初のレイクを求めて竿を振ってまいりました。
既にして解禁後10日が経っているにも拘わらず、午前3時に現地へ到着してみれば駐車場はほぼ満車。
魚券を買いに午前2時から開けて下さっているお店へ行けば開店前から30人~50人程度が列をなしていたとの事。
さすがは特大のロマン魚、物凄い人気です!
今年は雪が少なく、山側へ回って奥の方に少しだけ残っている程度で、道にあるのは鹿(!?)くらいなものでした。
年々雪が少なくなっている気もしますが、夢を求める釣り人にとっては都合が良いのかもしれません。
何とか駐車スペースを見つけ、準備をして山を登り降りし、ポイントについたのは4時30分過ぎ。
チラチラと白み始めた空を見ながら本日の出会いに胸を高鳴らせます。
使うのは金属の塊で作られたルアー「スプーン」。
ルアー文化の発祥から現在まで基本的なものが殆ど変わっていない素敵な道具です。
形や色は時代や狙う魚種で変わっていきますが、基本コンセプトはほぼ変わらず。
某有名海外老舗メーカーの謳い文句が「Tempting fish for over 100years(100年以上魚たちを誘惑し続けている)」
なんとも格好良いじゃありませんかっ
そんな素敵なルアーで夢の様な魚を狙う、、、、、、、、っ!!!
釣りを始める前からロマンが溢れてたまりませんっ
5時になったらスタートフィッシング!
さぁ、釣ってやるぜメーター級!!!
と、溢れるロマンに任せてやってみたものの、案の定厳しかったです(チーン
なんとか釣り上げたのは53cmの中堅レイクちゃんでしたっ
昔、中禅寺湖に通う誰かに聞いた言葉。
「レイクを狙うアングラーの覚悟が、背中のネットの大きさに宿るんだ」
格好良すぎてそのダンディズムを真似したくて大きすぎるネットを買って使っている事が完全に裏目にでましたっ
50upに見えないっ
それでも何とかレイクトラウトを釣り上げられたので、幸先の良い釣行となりました。
メーター級は厳しくても、やはり大きい魚は釣りたいので、チャンスがある限り今後も挑み続けたいと思いますっ!
レイクトラウトを狙えるのは9月中旬までになりますので、その間にサイズアップ出来ましたら、またこちらで書かせて頂きたいと思います。
そんなこんなで今回の「まるや」ブログでしたっ
また今度も釣りの話でお茶を濁す事となると思いますが、是非お目通し頂けると幸いです。
追伸
多摩ゾン川調査は目ぼしい釣果が出ていませんのでもう暫くお待ち下さい。